シリーズ「パフォーミング・ライブラリー」第1回ワークショップを実施しました

2021年11月6日(土)に実施された第1回ワークショップの様子をご報告します。

学術情報館にて、food creation主宰の諏訪綾子さんをお招きし、シリーズ「パフォーミング・ライブラリー」第1回諏訪綾子ワークショップ」を開催しました。

諏訪綾子さんは、食、感覚、本能、あじわうことをテーマに独創的なパフォーマンス、展示を世界的に繰り広げてきたアーチスト。

 

今回のテーマは、狩猟採取からパフュームをうみだす「テイストハンティング」in本の森。地域の方や学生など20名が参加され、学術情報館の本の森で狩猟採取したインスピレーションを手掛かりに、豊岡の街の中で「テイスト」をハンティング。そして、自分だけの「におい=パフューム」を制作しました。公園の植物、ご自宅の冷蔵庫のもの、中には路上に転がっている一見ごみのようなものなども。

 

思いおもいのパフュームをみんなで聞香し、選ばれしパフューマーは製作意図やストーリーをプレゼンテーションしました。

 

参加者の皆さんからは、
「香りの表現の幅の広さや手法の多様さに驚いた」「普段は使わない感覚を穏やかに開いていく感じがして楽しかった」
「図書館での本の出会いににおいが絡んでくることが面白かった。図書館が実験室になり、自分と向き合う空間になり、パフュームの調合室になり幸せだった」
「1人で歩いていた時も、人が集って身を屈めてマスクをずらしていた姿も、今日のどの時をとりだしても豊かで、涙が滲むほどでした。今はまだ自分が調香した甘さが鼻腔に残っていて、でもそれも無くなってしまうと思うとすごく悲しいです。」
など、たくさんの感想をいただきました。

2021年11月25日