シリーズ「パフォーミング・ライブラリー」第8回「ブック・ダイアローグ」が開催されました!

シリーズ「パフォーミング・ライブラリー」第8回:公募企画「ブック・ダイアローグ BOOK DIALOGUE あなたの声で繋げる、ポエトリー・リーディング」が開催されました!

今回は、初めての公募による企画です。
主催は松原香苗さん、トークゲストとして、NPO法人「こえとことばとこころの部屋」(ココルーム)代表理事で詩人の上田假奈代さんをお招きし、司会進行は傳川一美さん、協力はtakanobookさんでお届けしました。

情報が満ちあふれSNSが主流となった時代。こんな時こそ対面でのリーディングをと企画されました。

今回のテーマは「生きる」です。
第1部は、参加された皆さんが「生きる」を感じる詩や本などをお持ちいただき、リレーショートリーディングを行いました。
皆さん、情景を思い浮かべながら、心の声を澄ませて聞いていました。

第2部では、ゲストの上田さん、松原さん、本学の熊倉教授による対談『「生きる」こと、詩の生まれるところ』が行われました。
「どうしたら詩が生まれるのか」との質問に、上田さんは「聞いたことをそのまま書いている。その人のことを思い出し、亡くなった方も思い出して、その人を思う気持ちを持って、もう一度自分の声にする。言葉自体はオリジナルではないが、それを選び、声にするのが私の言葉」と答えられました。

第3部は各5人ずつくらいのグループによるブック・ダイアローグです。
ブック・ダイアローグとは本を介して対話を楽しむ試みです。
リーディングの感想やきっかけを話し合いました。
名残惜しくも、最後は「言葉を探しあいながら、生まれるようにしながら、またお会いしましょう」との言葉で、幕を閉じました。

 

2024年04月04日